…あれ、 「桐沢の家、どこ?」 そういえば知らない。 「いーよ、柚稀の家までで。方向一緒だから。」 あ、そう。 まぁ、桐沢がそれで良いなら、あたしの家に向かおう。 ピュッとスピードを上げ、自宅の方へ飛ぶ。 二人で見た落ちかけの太陽は、いつもより綺麗に見える気がした。