やっと門まで着き、桐沢はあたしに箒を渡してきた。 あたしが箒に跨がると、後ろに桐沢が乗る。 「捕まってないと落ちるからね。」 桐沢に一応、警告をしておくと、 -ギュッ あたしのお腹に桐沢が腕をまわしてきた。 つまり、あたしは桐沢に抱き締められている状態。 み、密着度が!心拍数が! あたしの顔!絶対赤いし!