「……んでなに?」

めんどくさそうに、両手をポッケへ入れて壁に寄り掛かる小泉君。

「えっと…っ」
声を詰まらせていると、

「俺はお前と話す事なんてねぇよ。」
冷たくそう言い放った。

「わ、私はあるのっ!」

そう、私は消せない過去より、これからの未来に掛けるから。