────── ─────────── 重い瞼を上げると、視界はぼやけていたが やがて白い天井を背に ずっとずっと会いたくてたまらなかった人が見えた。 「…あ、い……」 涙で顔がぐしゃぐしゃにしている愛に、安心してほしくて口を開くと 話しにくくてうまく話せない。 まるで口の中に飴でもしゃぶっているような…… ぺっと吐き出したそれは、愛がプレゼントしてくれたピアスだった。 あ、俺こっちの世界に戻ってきたんだ やっと自覚する。