「おはよう、未来」 「超眠い。昨日寝たの四時」 「昨日っていうか今日じゃんそれ!」 「電話してて遅くなったんだよ」 「どうせ彼女とでしょ」 「よく分かってらっしゃる」 自分から探ったくせに 胸の底がチクチクと痛んだ。 時折出される、彼女の存在。 どうしようもない嫉妬に狂っている気持ちは もうごまかしようがない。