───── ───────… 今日は悠成は部活があるため、私一人での帰路だった。 前方を歩く茶髪男子に声をかけなければ、そうなっていた。 「是永くん!」 是永くんが振り向く。 「あ。野ばら」 さっきも思ったけど、知り合って早々に呼び捨てって…。 良いけどさ。