一拍後。 「えーーーー!?」 思わずガタン、と椅子から立ち上がり声を上げてしまった。 向こうも私に気づき目を見張る。 「何だ、半沢。知り合いか?」 「え、あ、いや…」 慌てて座り直す。 「えーと。名前は、是永未来(これなが みらい)くんだそうだ。仲良くするように。 是永くん、何か一言」 「あ、はい」