「チャラく逃げてる方がよっぽどカッコ悪いわよっ!!このままじゃ、辛いだけなんだよ!!苦しいまま終わっちゃうなんてそれこそ、後々辛いのは黒山くんなんだよっ」


そう言って黒山の背中をを押す。



少しの間があった後、黒山は走って行った。



いなくなった姿をずっと見ながら私はただ静かに涙を流した。



…―――なんで


私は泣いているのか…



なんで涙がでたのか…



わからなかった……