・・・・そうなのです。


彼は無気力人間です。


つかみどころのない空気みたいな人。




でも、どーしても、

私には彼が必要で、



私に滅多にむけられない
目と愛と優しさを
たまには私のほうに
むけてほしくて、
いつも必死なのです。





「どーして、愛してくれないの?」


「俺が柚子を愛してないと思う?」


「思うよ。」



今日はそんな彼と私の間に
珍しく、シリアスな雰囲気を
つくってみようと心がけてみました。




そーすれば、少女漫画みたく

勝手に甘い雰囲気にでもなるかなぁと思って。



そーすれば
ちっとは私に対して
樹君が真面目になってくれるかなぁって。




大きな間違いでした。