「俺が監禁されてた場所何処だかわかる??」
「…」
「分からないか、……俺の監禁されてた所は早苗さんの部屋の丁度真下。これで分かった?」
「…ま、さか……」
「そう、俺はずっと早苗さんの事監視、してたんだよ???」
「い、いや……ッ」
「どうして嫌がるの??再会できたんだし、キスしよう?」
「いや、いやぁああッ!!!」


嫌がる私をなつめさんは無理やり壁に抑えつけた。


「俺の可愛い可愛い早苗さん……嫌がってる顔も可愛いね…」
「やめてっ!!!」
「…どうして嫌がるの」
「だ、だって……なつめさんは…ッ」


なつめさんの目から光が消えた。



虚ろな瞳が私を見つめる。






「五月蠅い、大人しくしてろよ」
「んっ!!!!」




感情のこもっていないキスが私を襲う。



嫌なのに…



でも、拒めない…ッ





「おい、そこ……勝手にイチャイチャすんじゃねぇよ」