そして、もっぱら私と霧澤さんが会う場所は、ここステイシーなのだ。


私のパパラッチ対策というのだ。

「結希さんは、気にしなくていいんですよ!
ここのマスターは働き者ですから。ねぇ?」

キラッとにこやかスマイルの綾辺さん。

言い返したげな表情のマスターは、言葉を飲み込んだ。



そんなやりとりをしていた私たちに、嵐は突然やってきた・・・