secret love☆

ゆっちゃった・・・


私は、必死で涙を堪える。


すると、後ろから抱き締めるように霧澤さんの腕が延びてくる。

「・・・っ!」


だめっ、決意が鈍る!!っと思いきや・・・

スッと左手を持ち上げられる。



そして、


「もう、これは要らねぇな」

そういって、ピンキーリングを抜き取られた。


「あっ・・・」

霧澤さんと会わないって・・・

別れるって、こうゆう事なんだ。


もう会えなくても、このリングをみれば何とかやっていけそうな気がしてたのに。