secret love☆

「あの霧澤って人・・・」

仁くんが話を続ける。

「何でも出来ちゃう人だね」

・・・ホントに、そう思う。

「そ・・だね」

うつむいた私の手を掴んで、

「俺達も負けずに行こうぜ!」

笑顔の仁くんと共に、私はステージに出た。



ステージでの軽いインタビューは、仁くんまかせ。

後は、ブランド側が集まった記者にもてなす立食パーティーが用意されていた。


取材が終わってなお、霧澤さんと一緒にいる黒崎さんの存在が、気が気じゃない。


ひとり隅で、ジュースを飲んでいた私に仁くんが近づいて来る。


「さっきから、なんで暗い顔してんの?」

私、そんなに顔に出てた?