黒と白~正反対の世界~

「いい人だったんだね」

「うん、いい人だったよ」

ハクは少し悲しそうな顔をしている

「今はどこにいるの?」

「………死んだよ……病気でね…」

「そっ…か……ごめんね…」

私は謝った あまりにも無神経だったから

「ううん、いいんだ」

ハクは首を横に振った

「ねぇ」

私はハクを呼んだ

聞きたいことがあったから

「なぁに?」

ハクはまだ少し悲しそうな顔をしている

「私も…そんな人に会えるかな…?」

ちょっとだけ希望が見えた…

もしかしたら光が見えるかも…って

「ふふっ、もう会ってるじゃない」

「え…?…あ……!」

わかった

ハクの事だ

「うん、私がクロに光を見せてあげる」

優しく微笑んだハク

「…ありがとうっ……!」

私は泣き喚いた

だけど、ハクは優しい顔をして宥めてくれた

少しだけ、絆が深まった気がした