「─言わなきゃいいんだろ。つうかセキュリティ突破して入れよ。」

龍樹はそう言ってセキュリティを解除して中に入っていった。

入っていいのかな?

「入らないのか!?」

私が入らないことに疑問を持ったのか、煌太が聞いてきた。

「入っていいの?」

「入っていいんだぜ!」

煌太の言葉を聞いて、私は中に入った。