「葉月らしいね。」

私がうんうん、と納得したように言うと

「麗華はもちろん、ソフトテニス部でしょ?」

と、半分確信したような調子で聞いてきた。

「うん!」

「麗華、ネックレス外しておいた方がいいんじゃない?」

「あ、そうだね!」

私はそう言ってネックレスを外した。

「いったん、寮に戻ってから教室に行きましょう?」

「だね!」

その後、私と葉月は他愛もない話をしながら寮に向かった…。