すると、叔母さんは妖しく微笑みながら首を振る。

赤く美しい髪がそのたびに揺れ、つい目がいってしまう。


「この宝石は、色々な物に姿を変えることが出来るの。もちろん、チョーカーやブレスレット、ネックレス、髪飾りとかもね」


髪飾りってわざとだよね、きっと。
あたしがツインテールなのを見て言ってるんだ。


もう、この叔母さんにあがらうのは無理だぁ・・・・・・。

時間もないしっ!


これを計算してやっているのだとしたら、少し叔母さんに腹が立つ。悔しい。


あたしは溜息をつき、両手を上げる。


「分かりましたよ・・・・・・やりますって」


その直後、にこっ、と叔母さんが笑う。


・・・・・・もう。