けれど叔母さんは、微笑しながら説明を続ける。


「あとこれは、炎の魔法が使えるようになる効果も持っているの。まぁそれには条件があるんだけど・・・・・・柚葉ちゃんはもうクリアしているもの」

「条件?」


反射的に反応してしまった。


叔母さんは微笑みながら細い綺麗な指を口元に当てる。

「秘密よ、秘密」


えー。

教えてくれたっていいじゃん。


まぁ、いいや。時間が無くなっちゃうし。


まずは貰わないことにしてもらわないと困る。


あたしは「あの、」と叔母さんにこえをかけた。

まだ、少し自分からこえをかけるのは慣れない。


「見離さず、って無理です・・・・・・」