ベットに座りながらぼーっとミミを見つめるあたし。

そんなあたしに気が付き、ミミは大きな声を出して立ち上がる。


「ハイハイ!早く着替えなきゃ遅刻ですよ?」

「ほいほ・・・・・・あ、えっと、わかりました、わ・・・・・・?」


昨夜教えられた言葉を使ってみるけど、日常じゃ使わないよねぇ?!

子供は子供らしくあれ!!

それが一番だと思うな。


ミミは下行ってますね、と言い残し、あたしの部屋を出て行った。


「じゃあ、着替えるかー・・・・・・」


あたし以外誰もいない部屋で、ポツリと一言。


編入早々遅刻は恥ずかしいから、急いで着替えて洗顔して髪を整えて。

今までにない驚異の速さで朝の準備を成し遂げた。

ふっ、これも魔法界のお陰かな?