「柚葉様~!ゆ・ず・は・さ・ま!」

「うぅ~・・・・・・くぅ~っ、はぁ」


あたしが声を上げ、伸びをしたから、ミミは起きたと思ったよう。

「起きてくださいよ~。服、置いときますね」


その直後、あたしは目を完全に閉じてむにゃむにゃ。

「あと、三時間ね~」

「起きてと言った直後にそんな事言わないで下さいっ!しかもあと三時間て寝過ぎですよ!!」


眠い・・・・・・。

何か、夢見てた・・・・・・。

続き見たいから、寝る。

選択肢、それ以外になし。


そんな、寝ることで一杯のあたしの頭にミミからの怖くない怒号がくる。



「柚葉様っ!?しっかり!!編入早々、魔法学校に遅刻しますよ!?」