ママは過保護だから、あたしがケガでもしたら叔母さんに何をするか分かったもんじゃないし。

叔母さんに迷惑をかけちゃダメだっ!!


そう、決意した三秒後。

初耳な言葉を耳にする。


「明日は学校だってあるんだしーーーーーーーーーー」

「え?学校?!」


やだー、めんどくさっ!

わざわざ人間界に戻って行くのー?


驚きとダルさが混じった声に、叔母さんはにこり。

「ええ。魔法学校。一週間だけだけど、ちゃんと制服だってあるわよ?」

叔母さんはそう言い、「あー疲れた」とあたしの隣に腰を下ろす。


へ?

マホウガッコウ?

「え、えと。人間界まで戻るんじゃ・・・・・・?!」


叔母さんはしれっとした顔で首を降る。

「そんな面倒くさいこと、するわけないじゃないの。あ、ホウキもあげるわ」


ホウキもあげると、この話に関係無いことを付け足す叔母さん。