気が付くとお城の、最初に叔母さんと対面した時の部屋に立っていた。

あたしはふらふらする足を曲げ、倒れこむ様にソファに横たわる。


・・・・・・えーっと・・・・・・。

テレポートして、お城に帰ってきたのか・・・・・・。

テレポートって一瞬だから、何か記憶が飛んでく気がするよ!!
気がおかしくなりそう。


それよりそろそろ夜ご飯の時間、かな?

大きな窓から見えるのは、漆黒の闇。
窓を見て、大体の時間を察した。


はぁ~~~~~~~、疲れたぁ・・・・・・。

さっきの事を思い巡って見ると、やっぱりあの青い髪の男子が頭から離れない。

ちょっとカッコよかったけど・・・・・・あんな、サイテーな奴なんか!

むぅぅぅぅぅ~~~~~~~~~~!


笑われたと思うと、イライラして仕方が無い。
ふと、拳を握っているのに気がつく。