その途端、ミミの周りがゆらゆらと揺らぎはじめ、段々とミミまで揺らいでいく。

火を使っている時、周りがゆらゆらとなるでしょ?あれみたいだよ。


一回瞬きすると、黄色い髪で横結びのミミに戻っていた。

ミミは変身をし終わるとすぐに、あたしに声をかけてきた。

「早くお城に戻らなきゃいけないので・・・・・・テレポートしますよ?」


げ・・・・・・。行く時に使った魔法じゃん。
あたしあれのせいで気絶したんだよ。

でも、ホウキも怖いわけで。

仕方ないから、一瞬で行けるテレポートを選んだ。


あたしが嫌そうに頷くと、「すいませんね」と謝ってから呪文をとなえた。



『カルメヌ・テレポートレーネ!!』


そこ瞬間、また、目の前が真っ白になったーーーーーーーーーー。