1週間、魔法使いになります。

後でミミに聞いてみよ~っと。

そう思って、下へと足を進めると、ミミに会った。


おぉ、丁度いい!

ミミは大きなかごを持ち、ご機嫌な様子で喋りかけてきた。


「柚葉様!お洋服をお洗濯いたしますので、脱いで下さい!」

「はっ?」


脱げ?ここで?
しかも今五時過ぎ。そんな時に洗濯なんてしなくていいじゃん!!

あたしはミミに向ってあっかんべーをし、

「絶対イヤだよ!明日ね!」

そう言ってあたしはミミの隣を走り抜けて行った。


何故かふいに、外の空気を吸いたくなった。

疲れた。

外、外・・・・・・。


さっき開けてそのままだったのか、門が開いていた。