1週間、魔法使いになります。

ミミはあたしが部屋に入ると、「読んだら来ます」と言って来た道を戻っていった。

あたしが部屋に入ると、白とピンクが目に入ってきた。

可愛らしい、いかにも女の子の部屋、という感じ。

これはきっと、叔母さんの趣味だね。

少し苦笑いしながら、部屋のあちこちを見る。


縦長の窓。さっき見たステンドガラスよりも小さめ。
窓には、白いレースのカーテンが付けられている。

丸い時計はピンク色。

なぜか、勉強机もある。
勉強机はあたしが持っているのもさほどかわりはなかった。

部屋の片隅にある、木製のベット。
白く塗ってあり、これはシンプル・・・・・と思いきや、掛け布団がピンク。

床には丸い茶色とピンクの花柄の絨毯がしいてあり、上には小さめの机。

きっと、あれかな。
お菓子とか食べるときは、ここで食べるんだ。

そして、叔母さんが言っていたクローゼット。
これもまた白とピンクで、少しロイヤル感あふれる。

ロイヤルだわー・・・・・・。
高級ホテルにありそうだよ。