1週間、魔法使いになります。

「ダーメ。女王様って呼んだら、お洋服は全部スカートにしちゃうわよ?」

げげーっ。
洋服は女王様が用意するんだっ!

全部スカートとか無理!!
たまになら良いけどさぁ。

うー。女王様が脅してきたぁ・・・・・・。


あたしは無理だと悟って、言った。

「はい・・・・・・分かりました・・・・・・」


無礼者~。
このお城で働いてる人が聞いたらなるな、きっと。

じょ・・・叔母さん、はー、あたしが観念したのを見るとニコッど笑って、思い出したように一人で二回ほど頷いた。

「柚葉ちゃんのお部屋・・・・・・用意させてもらったわ。気に入るといいけど」

いや、女王・・・・・・じゃなくて、(もう!)叔母さんが用意してくれたんだから文句は言えませんよ~。


叔母さん(言えたー!)は、少し不敵に微笑みながら付け足した。

「部屋にあるクローゼットにお洋服が入ってるから、この一週間はアレを着てね♡」

「はい、ありがとうございます」