1週間、魔法使いになります。

年上だし、それよりも『女王様』だから、今までよりも深~く頭を下げた。

「おはようございます、女王様」


丁寧に言ったのに、女王様は何故か不満そう。
ツヤツヤの頬をぷく~っと膨らませてる。

え、あたし何か気に触ることを言ったっけ・・・・・・!?

でも、女王様の言葉はあたしの考えていた事と全く見当違いの事だった。


「柚葉ちゃん?私のことは『叔母さん』で良いのよ?」


えっ"。
ウソウソウソ。
女王様を、『叔母さん』なんて呼べないよ!

確かにママの義妹だからそう呼べるっちゃ呼べるけど・・・・・・。
ってゆーか、血は繋がってないんだっけ。

あぁ、もう~~~~~~~~!
意味わかんなくなってきたよ。

でも、どうなるにしろあたしは呼べない!
それだけは明確。

「いいです・・・・・・。女王様で」

あたしの言葉に女王様は、しかめた顔で、細い綺麗な指で小さくバツをつくった。


ダメってこと・・・・・・?だよね。

無理ですって・・・・・・。