ママはあんな反対してるけど、ただあたしの事が心配なだけだよね。

世界またぐし。
                           
でも、女王様いるし・・・・・・。
            イモウト       
血は繋がっていなくても、義妹だから信頼できるんじゃ?


ママは、今までに見たことの無いような表情であたしを見つめた。

「柚。柚は、行きたい?プリンセスに」

その表情は、なぜか恐怖も含まれているように感じた。


「う、うん・・・・・・。一週間だけなら、行きたい、かな」


「・・・・・・そう・・・・・・」

もう、何もかも諦めた顔。

声のトーンもすっごく沈んでる。


何で一週間だけのお泊りに、しかも義妹がいるのに、そんなに嫌がるのか、柚葉には全く分からなかった。


こっちの話を聞いていたのか、女王様はニコリと笑って、


『決まったわね♡じゃあ姉さん、明日の朝九時ごろ、ミミに迎いに行かせますから♡♡』