ぼんっ。

ミミが乗っていたホウキをしまうと、あたしは自分の家を暗い目で見つめた。

リビングの窓からは、灯が見えている。


もう、帰ってきてるし・・・・・・。
昨日はもう少し遅かったのに。


なかなか家に入らないあたしを見て、ミミは、

「大丈夫ですよ。私がいますから!」


・・・・・・。
・・・・・・ねぇねぇ、ミミって役に立つと思う?
失礼だけど、スゴイ魔法使いには見えない。

あはは、何かミミ、面白いね。

・・・・・・前言撤回!
すごい人だよ、ミミは。
あたしが保証する。

ミミのお陰で気持ちが軽くなり、入ろうとする決断が出来た。