ミミさんは冷静になったのか、でもあたしと目を合わせずに、



「こちらこそ、すいません………。感情が荒ぶってしまいました」




それからは2人共、黙ってしまった。




ミミさん、あたしと目を合せてくれなかった………。




それが何よりショックだった。



そんな空気を読み取ってか、女の人がケーキと紅茶を出してくれた。




「柚葉様………ですね?」




ケーキを運んで来た女の人に突然聞かれ、びっくりした。



「は、はい」



慌てて返事をしたら、女の人は軽くうなずいた。