聞くと、ミミさんは少し微笑んだ。



「柚葉様は、お優しいのですね」



急にそんな事言われたら、照れちゃうよ。えへへ。




「私は使用人なので、座れないんですよ」





え………………。




身分違い、というのはこれの事なの?



使用人は、付き添いなのに座れないの?




あたしは身分違いというのを、初めて感じた。




それを感じ、あたしは気づくと叫んでいた。




「身分なんて関係ないよ!!あたしだって、ごく普通の女の子だよ?!」