「なんであたし進んでないの?!」 足を一生懸命動いているのに、場所は階段の途中のまま。 1人で足だけ動かしている間に、侵入者はあたしの部屋から出てきてしまった。 もう、かなりの至近距離。 ここまで来ると、侵入者の姿が見えた。 高校生くらいの、少女。 黄色い綺麗な瞳。 黄色い髪を横に結んでいる。 頭には、マンガとかで見たことのある メイドさんが付けているようなカチューシャ………?