勝負は負けちゃったけど…いい試合だった。



監督もここまで健闘するとは思っていなくて…試合後…レギュラー陣を褒め称える。



自宅に戻った千影君の第一声…




「美亜の褒美のキスはお預けか…」



千影君は盛大な溜息を漏らし、ソファーに座り込む。



私はさりげなく千影君の隣に座る。



「…慰めてくれるの?」



「慰める?何をすればいいの?」



「膝貸して…」



「膝?」