「何で…こんなもん…千影君がもってるの?」




「…お前に手出したら…責任取って結婚させられるって…言っただろ?」



千影君は前髪を弄りながら…ぶっきらぼうに返す。




「結婚って…好き合ってる男女がするコトで…」




「俺…遊びでお前にサインしろとは言ってねぇよ」



「・・・」



婚姻届けにはしっかりと千影君の名前が書き込まれ、捺印もしてあった。