恋に堕ちたら




剥がれてしまったのは仕方ないけど、佐藤さんはどんな反応をするのかな?



気になった私は、そっと横に座る佐藤さんの横顔を見詰めた。



けど佐藤さんの態度はこれと言って変わることもなく、私はそのまま視線を前に戻した。



「いや、俺の勘違いだったんだ。よかった、勘違いで」


「………」



その台詞に深い意味はあるのだろうか?



ただ、勘違いと認めてくれたことには感謝しなくては。



「さ、佐藤さん、分かってくれました?」


「えっ、と、はい。

でも、仲良しなんですね!?」


えっ?


佐藤さんの台詞に若干の不安がよぎる。



いやいや佐藤さん、あなた私の話し聞いてないでしょう!!



まぁ、ここで佐藤さんに力説してもしかたないけどさ、でも佐藤さん、佐藤さんなら分かってくれると思ってたのに。



何となく彼に理解されない事にショックを受ける。







「じゃあ今度、飲みに誘ってもいいですよね?」