「あっ、ごめん」



なぜか飯塚ちゃんに強く出られると、口から勝手に謝りの言葉が。



なんか結構情けない先輩なのかな?



私は仕方なく佐藤さんと飯塚ちゃんの間に空いている一人分の椅子に腰を下ろした。



「先輩、肩かりますね」


「え?ち、ちょっと飯塚ちゃん?」


「……」



飯塚ちゃんは自分の言いたい事だけいうと、私の肩に頭を預け
、すやすやと寝息をたてて寝てしまった。



「ちょっ……、飯塚ちゃん。寝ちゃあ駄目だって」


「zzz ………」



ちょっ、本当に話し聞かない子なんだから!!


そんな飯塚ちゃんを見てムッとしていると、隣に座る佐藤さんからクスクスと笑い声が聞こえてきた。



も、もしかして私、佐藤さんにまで馬鹿にされてる!?



彼のその声を聞き、ギロリと睨み付けると佐藤さんはえへん。なんてわざとらしく咳払いして私の事をじっとみつめた。




「蒼井さんと飯塚さんて、本当に仲良しなんですね」