俺と別れよう





 ステージが終わり家に帰るとドアの前に千紗がいた。


「斗真こんな時間まで用事って何?まさか、浮気?」

「そんなんじゃねぇよ。お前だから言うけど…」

 俺は、千紗にだけは嘘をつきたくなかった。

 あと、わずかの命だし。

 手術か失敗すれば。

「俺、芸能人の『琉生』として芸能活動してるんだ」

「確かに、琉生様って斗真と似てるような気がしてたんだよね」

そこにマネージャーが来て

「琉生さん、ステージの時刻が早まってもうそろそろ出番になります」

「わかりました。じゃ、俺行くね」

 そう言って俺が楽屋に行こうとすると千紗が俺を呼び止めて


「斗真!できたらだけどステージ見てもいい?」


「マネージャーさんいいですか?」


「別にいいんじゃないですか。ぜひ見てあげてくれますか」


「「ありがとうございます」」


 そう言って俺は楽屋に行き衣装に着替え、そしてステージへ向かった。