「きゃ~、あそこにいるの誰。もしかして、神矢。カッコ良くなってる」


その次の日から俺は、女子からの圧に負けコンタクトをつけて学校に行くようになった。

そんなある日、一人でショッピングモールで買いものをしていると

一人の男の人が話しかけてきた。

「あの~、そこのきみちょっといいかな。
 俺、モデルとアイドルの事務所の社長やってるんだけどきみどっちかやってみない」

「別にいつも暇だからいいですけど」

「親御さんと相談しなくていいの?
 ま~、きみが良いっていうならいいんだけど。
 じゃあ、明日この紙に書いてある場所に来てねよろしく」