凪とスウェル

「ちょっ、ダメだって。テレビ観てるのにー」


「観てていいから」


そ、そんなこと言われたって、そうやって執拗に攻められると集中出来ない。


「すずってさー、首とか弱いよね」


唇を押し当てたまま、隆治がクスッと笑う。


わかってるなら、やめなさいっての!


「あっ、もう!跡はつけないでよ?

おばあちゃんに気づかれたら大変なんだから!」


「んー、じゃあさー。

見えないとこなら、つけてもいい?」


後ろからあたしのブラウスに手をかける隆治。


「あ、こらっ!ダメだって!」


振り返ってギッと睨み付けると、隆治はぶぅと頬を膨らませた。


「チッ。スカートなんか履きやがってよー。

俺とデートの時は、全然履かなかったくせに」


「何それ。やきもち?」


「俺以外の男に、ナマ足なんか見せてんじゃねーよ」


そう言うと隆治は、後ろからぎゅっとあたしを抱きしめた。


島に来てから気づいたこと。


隆治って意外に独占欲が強いんだよね…。