凪とスウェル

「まぁ、今すぐってわけじゃないし…。

私だって別に、無理にすずを島に戻そうなんて思ってないのよ。

だけど、心配なのよ。

おばあちゃんだってそう。

それは、わかるわよね…?」


母さんの言葉を聞いて、あたしはみんなに随分心配をかけていたのだと思った。


「元気でいてくれるなら、それでいいんだけど。

あまりに顔色が悪いのが続くようなら、島に帰ることを考えみて欲しいわ。

元気な身体があるからこそ、仕事も出来るんだからね…?」


「うん…。わかってる…」


大丈夫だよ、きっと…。


隆治が戻って来てくれたら、あたしはきっと元気になれる。


力のない目になったって、隆治に以前言われたけど。


それもきっと元に戻るはず。


だから、隆治。


早く、戻って来て…。


島に帰らなくてもいいように…。


早く戻って。



もう二度と




あたしを離さないで…。