凪とスウェル

「え~!まさか!」


それはないでしょう。


あたしの病気が、この都会の環境のせいだとはとても思えない。


「あっ、もしかしたら勉強のせいかも?

ちょっとあたし、頑張り過ぎちゃってさ。

それでストレス溜めてたのかも?」


言いながら、多分それは違うなと思った。


勉強がイヤとか思ったことは、なかったような気がするから。


「もしそうならさー、あんたこれから卒業して就職して、社会人として東京で暮らしていけるの?

仕事って多分、勉強より大変よ?」


「だ、大丈夫だよ。きっと」


多分…ね。


「自分の健康管理もまともに出来ないような子が、社会人になって大丈夫なのかしらねー」


母さんがあたしに疑いの目を向ける。


母さんっておばあちゃん同様、時々すっごく怖いんだよね。


でも、確かにあたしのストレスって、何が原因だったんだろう。


ストレスなんて感じたことないんだけどな。


あ…、もしかして…。


あたしはハッとして目を見開いた。