凪とスウェル

あれ?


なんかこれに似たようなことが、前にもあったような気が… 。


えー、なんだっけ。


何か思い出せそうで思い出せないうちに、お化け屋敷は終了となり、あたしと隆治は乗り物を降りた。


「お前、リアクション面白過ぎだろー」


外に出た途端、隆治がクスクスと笑う。


「う、うるさいわねー!

あんな状況で驚かすなんて、最低ー!

本気で心臓がどうにかなりそうだったじゃない!」


「何言ってんだよ!お前こそ。

さっき俺がジェットコースターで怖がってるの、横で笑って見てただろう。

これでおあいこだ」


思わず、ぶぅと頬を膨らませた。


ま、まぁ。


あたしもかなり楽しませてもらったしね。


「あー面白かった。

えーっと、次は急流滑りかぁ」


「あっ、これさ。

ポンチョ買わないとかなり濡れるタイプだよー」


「はぁ?んなもんいらねーだろー?

別に少々濡れても、すぐ乾くんじゃね?

夏だし」


「うーん…」


なんだか不安だったけれど、とりあえずあたし達はポンチョなしで、急流滑りに乗り込んだ。