凪とスウェル

とりあえず絶叫系は全て乗り終えたし、あたし達は緩やかな乗り物を楽しんでいた。


隆治はホッとしたのか、すっかりリラックスしているようだ。


「腹減ったなー。昼だし、メシ食う?」


「うん。食べるー。行こう」


フードコートに入ると、隆治は丼ものを注文し、あたしはハンバーガーのセットを頼んだ。


窓際の席に向かい合わせに座ると、いただきますと言って食べ始めた。


こうして隆治と二人きりでご飯を食べるのは、本当に久しぶりだよね。


昔はよく一緒に食べたものだけど…。


「そう言えば、この前あたしね、右京って人に会ったよ」


「え?右京と?」


「片岡君と夕食を一緒にしようと思って待ち合わせたら、右京君から電話がかかってきて、三人でご飯を食べたの」


「へぇ…、そうなんだ。

俺、そいつとすげー仲良いんだ。

月に一度だけ、日曜休みがあるんだけどさ。

ほぼ毎月、右京の家に泊まりに行ってる」


「へ、へぇ…」


そう言えば、千春ちゃんが言ってたっけ。


唯一の休みの日曜日に、隆治は友達に会いに行くって。


あれって、右京君のことだったんだ…。