声で誰か分かった気がするけど…。 とりあえず、びっくりして振り返ると 職員室に用があるのか、 整ってる顔が無表情のまま そこに立っていた。 「か、神田くん…⁉︎ …あ、ごめん!」 あたしが急いでドアから 離れようとするとー…。 持っているノートがぐらりと傾き、 当然のように、手から落ちてしまった。 「…はぁ」