「琴香」 抱きしめられながら、 また耳元で囁かれる低くて甘い声。 その声に心臓がきゅーって痛くなる。 でも、痛くても、辛くない。 甘くて、苦しいこの痛みが。 やっぱり七斗が大好きだって。 実感させてくれるんだ。 彼の声に溺れながら、 「ん…?」と応える。 「…琴香。…好き」