それから黙って、 立ち上がった七斗について行ったら。 2人で空き教室まで来ていた。 パタン。としまる扉とともに しーんと静かな空気が広がる。 沈黙を破ろうと、 勇気を出して「あのね」と口を開いた。 「…あのとき、 蒼海と…キスして、ごめん」 とりあえず、一言。 そう言って、頭を下げた。 彼の視線が、 あたしの頭上にあるのを感じる。 「…だけど、あれはその、 あたしの不注意であって、 蒼海のせいじゃなくって…」