「…七斗」

「んー?」


んー?じゃないし!


伸びた返事をする彼とは反対に

あたしの心臓、

バクバクなんですけど…。


「…離れ、ないの?

もうすぐ昼休み終わるけど…」

「まだ終わんねぇからいいじゃん」


只今、昼休み。


空き教室で、2人きり。


そして何故か、今。

彼に後ろから

ぎゅっと抱きしめられてます。