「っはぁ…」 唇がやっと離され、 胸に手を当てて呼吸を整えるあたし。 「…琴香」 また、だ。 彼の声で名前を呼ばれ、 心臓が痛くなる。 「…ん?」 まだ呼吸が整ってないあたしは、 返事をするのがやっと。 彼はそんなあたしに対して、 ふっ。と柔らかく笑うと あたしの髪に、手を伸ばす。