※クールドライ王子に甘々注意。



なんて思いながらも、

あたしの視線はそちらの方へ向く。


相変わらず、無表情。


女子の歓声を、

見事に涼しい顔で無視しながら

教室へ向かってくる彼は、

やっぱりかっこいい。


一段と大きくなる歓声とともに、

教室に入ってくる彼を見る。


瞬間。


「…っ」