「腕が鳴るわ。竜族は戦闘部族なのよ、本来こっちの方が活き活きするの。」
「腕が落ちていませんように。」
「煩いわよ、圭!」
拳を握って勢いを込めるマチェリラにすかざす圭から制止の声が飛んだ。
これが二人の関係性なのだと瑛琳が改めて確認した時、切羽詰った声が彼女の名を呼ぶ。
「瑛琳!!」
血相を変えた千羅が走ってきた。
「千羅?どうし…。」
「急いで戻るぞ!シードゥルサが襲われた!」
その言葉に緊張が高まったのが分かった。
「沙更陣様が教えてくれた、とにかく急げ!」
引き返す千羅に続いて三人共一斉に走り出す。
「皇子は!?」
「連れてきた!」
千羅に声を投げればそれに答えたのは違う人物だった。
「貴未!」
彼の言うように腕を掴まれたカルサが貴未の横にいる。
そして貴未は空いた方の手を差し出して叫んだのだ。
「掴まれ、行くぞ!!!」
合わせる様にして差し出されたカルサの手、どちらかの手を掴めばすぐに目の前の景色は消えてしまった。
頭の中に響くのは全員の思いだ。
シードゥルサへ。
そして緑に包まれたオフカルスの景色から一転。
「…何だ、これは。」
シードゥルサについた一行が見たものは煙が立ち上がる城の景色だった。
「腕が落ちていませんように。」
「煩いわよ、圭!」
拳を握って勢いを込めるマチェリラにすかざす圭から制止の声が飛んだ。
これが二人の関係性なのだと瑛琳が改めて確認した時、切羽詰った声が彼女の名を呼ぶ。
「瑛琳!!」
血相を変えた千羅が走ってきた。
「千羅?どうし…。」
「急いで戻るぞ!シードゥルサが襲われた!」
その言葉に緊張が高まったのが分かった。
「沙更陣様が教えてくれた、とにかく急げ!」
引き返す千羅に続いて三人共一斉に走り出す。
「皇子は!?」
「連れてきた!」
千羅に声を投げればそれに答えたのは違う人物だった。
「貴未!」
彼の言うように腕を掴まれたカルサが貴未の横にいる。
そして貴未は空いた方の手を差し出して叫んだのだ。
「掴まれ、行くぞ!!!」
合わせる様にして差し出されたカルサの手、どちらかの手を掴めばすぐに目の前の景色は消えてしまった。
頭の中に響くのは全員の思いだ。
シードゥルサへ。
そして緑に包まれたオフカルスの景色から一転。
「…何だ、これは。」
シードゥルサについた一行が見たものは煙が立ち上がる城の景色だった。



